ビジネスシーンや緊急の連絡手段としてFAXで葬儀案内状を送ることは広く行われていますが紙媒体の手紙とは異なる特有のマナーや注意点が存在するため送信する際には細心の注意を払う必要があります。まずFAXは送信した相手がすぐに確認するとは限らないため送信後に電話で「先ほどFAXで葬儀の案内をお送りしました」と一報を入れるのが確実でありこれにより送信エラーや紛失のリスクを防ぐことができます。またFAXは白黒で出力されることがほとんどであるためカラーの地図や写真は潰れて見えなくなる可能性があることから地図は線画のシンプルなものを使用するか別途スマホで確認できるQRコードを記載するなどの工夫が求められます。送信状(送り状)をつけることもマナーの一つであり誰から誰宛に何枚送ったかを明記することで受信側が情報の欠落に気づきやすくなります。さらにFAXは不特定多数の人の目に触れる可能性があるため個人情報の取り扱いには注意が必要であり故人の自宅住所や電話番号などを記載する場合は必要最小限にとどめるか連絡先を葬儀社や喪主の携帯電話にするなどの対策を講じると安心です。字の大きさについてもFAXの解像度によっては小さな文字が読みづらくなることがあるため通常よりも大きめのフォントサイズを使用し画数の多い漢字は潰れないように配慮することが読み手への親切となります。会社関係で複数部署に送る場合はそれぞれの部署の代表者に送るか総務部などを通じて一括で周知してもらうよう依頼すると効率的です。FAXはあくまで事務的な連絡手段と捉えられがちですが文面に「本来であれば参上して申し上げるべきところ 書面にて失礼いたします」といった一言を添えることで礼儀正しさを保つことができます。デジタルの時代にあってもFAXは依然として重要な通信手段ですのでその特性を理解し適切に活用することで円滑な葬儀案内が可能となります。
FAXで送る葬儀案内状の注意点